東京・目白(目白台)の永青文庫で「細川家の本棚から ~中国古典籍の世界」と題した夏季の展覧会が今週の土曜日から開催されます。
会期 : 平成23年5月28日(土)~7月31日(日) ※月曜休館
時間 : 10:00~16:30
細川家の伝来品を所蔵・展示する永青文庫は漢籍28,000冊を所蔵し、そのほとんどが慶應義塾大学附属研究所の斯道文庫に寄託されています。細川家初代幽斎(1534~1610)は、代々学者であった清原家の血を引き、八代重賢(1721~1785)は熊本に藩校時習館を設けました。時習館初代教授秋山玉山(1702~1763)は江戸の昌平坂学問所(現・湯島聖堂)で儒学を修め、以後肥後の漢学は興隆を極め、近代の木下犀譚(1805~1867)、竹添井井(1842~1917)、狩野直喜(1868~1947)、古城貞吉(1866~1949)らに受け継がれました。古城貞吉のよき理解者であった十六代細川護立(1883~1970)は中国文化に魅せられ、美術品を蒐集し、中国書を読み、敦煌にあこがれました。
今回の展示では慶應義塾大学斯道文庫教授の高橋智先生監修のもと、敦煌の石窟から20世紀に発見された「敦煌本文選注」や皇帝御覧用の目録「石渠宝笈三編」、墨の図柄本「方氏墨譜」、藩校で教科書として使われた書籍など、細川護立のあこがれと肥後漢学の伝統を伝える選りすぐりの中国古典籍約30点をご紹介します。併せて、悠久の中国の漢字文化を堪能していただくため、河緑石の硯や螺鈿の硯屏、清時代の筆なども同時に展示します。(永青文庫公式サイトから)
参考 : 高橋智先生のご著書

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