東京大学史料編纂所にて第36回史料展覧会「東アジアと日本・世界と日本」が下記のとおり開催されます。

期間:2013年11月8日(金)、9日(土)
時間:10時~16時30分
場所:東京大学史料編纂所(1・2階)

東京大学史料編纂所では、3 年にいちど展覧会を開催し、所蔵する貴重な原本史料をひろく公開しています。1902(明治35)年に第1 回が開催され、このたび第36 回を迎えました。
今回は企画展示として、前近代の対外関係・対外交流にかかわる史料を出陳します。平安前期の常暁(入唐八家)が請来した太元帥法に関する史料から始まり、鎌倉・室町・戦国から江戸期の対外関係史料が並びます。なかでも今回の展示のハイライトは、これまでほとんど公開の機会がなかった大型史料でしょう。秀吉旗下の武将前田玄以を都督僉事に任じた明の公文書(明国箚付)はほぼ80 年ぶりの出陳です。また、スペイン、オランダ、シャム、カンボジア、さらに琉球や朝鮮、蝦夷、ロシアに関する古文書や画像史料、日本人の海外渡航を禁じた「鎖国令」から幕末の開国により必要となった旅券に関する史料まで、国宝9 点・重要文化財4 点を含む貴重史料を展示します。
あわせて、新収の中世史料(約10 点)の原本展示コーナーを設け、また研究所の紹介やヴィジュアルな分野に絞ったプロジェクト研究のパネル展示(倭寇図像・古写真など)もおこないます。

【企画展示 出陳リスト】 ◎国宝 ○重要文化財
1 太元帥法秘抄
2 ◎東鑑(元仁元年二月二九日条、島津家文書のうち)
3 高麗牒状不審条々
4 ○関東御教書(二階堂家文書のうち)
5 若狭国守護代・税所代連署遵行状
6 ◎芥河愛阿書状(島津家文書のうち)
7 俊仲周鷹書状(蔭凉軒日録残簡紙背)
8 蒋洲咨文
9 ◎朝倉義景書状(島津家文書のうち)
10 明国劄付
11 朝鮮国松雲大師惟政書状
12 ◎豊臣秀吉書状写(島津家文書のうち)
13 ◎琉球国中山王尚寧起請文(島津家文書のうち)
14 ◎暹邏国握浮月勞丕聀鈞禄高望君藍字書状(島津家文書のうち)
15 ◎オランダ国平戸商館長ジャックス・スペックス書状(島津家文書のうち)
16 ◎イスパニヤ国使節ドン・フェルナンド・デ・アヤラ、ドン・アントニオ連署書状(島津家文書のうち)
17 安南国鄭木壯令旨
18 ◎江戸幕府年寄酒井忠世・酒井忠勝連署奉書案(島津家文書のうち)
19 信牌
20 ○柬埔寨国鄚天賜書状写(近藤重蔵関係資料のうち)
21 唐船舶載反物切本帳
22 和蘭甲比丹ブロムホフ家族図
23 ○韓客酬和(林家史料のうち)
24 薬材禽獣御吟味被仰出候始終覚書(宗家史料のうち)
25 対馬藩家老古川暢往等連署書状
26 ○蝦夷地絵図(近藤重蔵関係資料のうち)
27 露国使節レザノフ来航絵巻
28 米国水師提督ペリー自署書翰
29 海外旅行券取極通知一件(外務省引継書類のうち)
30 会津藩士等旅券添状(外務省引継書類のうち)

第36回史料展覧会01 第36回史料展覧会02

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