書籍(洋装、和装、一般図書資料)、紙資料(文書、地図、ポスター)、紙作品(版画、デッサン)などの保存修復処置、各種保存容器の製作を行います。
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書写材料の変遷

紙のはじまり ⑤ 紙の伝播

ヨーロッパの紙の製法 1.原料のボロ(亜麻や木綿の布)を選別する。 2.ボロを切り分けて、発酵させる。 3.洗浄して汚れを落とす。 4.ボロを叩解して、紙料を作る。 5.紙漉きは3人1組で行う。 (1)漉き桁を持って紙を …

紙のはじまり ④ 紙の伝播

(2)西へ 製紙法は中国国外に伝えることは禁止されていたので、150年に敦煌、250年頃にローラン、250-300年頃にニヤ、399年にはトルファンと当時の中国の勢力圏内には早くから伝わっていましたが、それより西へは紙自 …

紙のはじまり ③ 紙の伝播

(1)日本へ 『日本書紀』の記述より、610年に高句麗からの僧曇徴が初めて日本で製紙を始めたということが通説となっていますが、実際にはもっと前にすでに伝わっていたと考えられています。製紙技術の伝播は仏教と深い関わりがあり …

紙のはじまり ②

手漉き法には、澆紙法と抄紙法があります。 (1)澆紙法 紙料(繊維を水に分散させたもの)を一枚分用意して、麻布などを張った枠(漉簾)の中に澆(そそぎ)込む方法で、初期の製紙法だと考えられています。紙料を流し入れるときは、 …

紙のはじまり ①

紙は中国で発明されました。その起源は、2100年以上前にさかのぼると考えられています。現在、発見された中で最も古い紙は、1986年に中国の甘粛省天水市北道区放馬灘の前漢の古墓の副葬品から見つかった紙片で、放馬灘紙といわれ …

書写材料の変遷 3

パーチメント パーチメントとは、書写材料に適すように、動物の皮を加工したものです。とても丈夫で耐久性に優れていて、環境が整えば千年以上持つ素材です。 動物の生皮をそのままにしておくと、乾燥して硬くなったり腐敗したりしてし …

書写材料の変遷 2

パピルス パピルスは丈の高い、花をつける淡水の水辺に生えるカヤツリグサという草で、茎の形が三角形です。緑色の外皮があり、その内側に細胞と脈管の束でできた髄からパピルスは作られます。 古代ギリシャ人は、食物として利用される …

書写材料の変遷 1

紙が書物の媒体として使用されるようになる以前、古代より身近にある様々なものを書写材として使用してきました。 ○粘土板 紀元前3000年からメソポタミア地方で使用されました。まだ粘土板が柔らかいうちに楔形文字を刻み込み、文 …

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