日本アーカイブズ学会の研究企画が関西で初開催されます。

日程:2014年2月15日(土) 13時30分~16時40分(開場 13時)
会場:キャンパスポート大阪 ルームD・E
(大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階)
入場無料・事前申込不要

【発表内容】
・嶋田典人氏(香川県立文書館)「学校アーカイブズの地域保存と住民利用」
・城戸八千代氏・三浦寿代氏(尼崎市立地域研究史料館)「尼崎における学校資料とレファレンス」

【開催趣旨】
学校は教育の営みを行う場所であるだけでなく、地域や社会とのかかわりの中でさまざまな活動を行ってきた。学校の中で生み出される資料(学校資料)としては、さまざまな教育・学習記録をはじめ、学籍簿、職員会議資料、校内新聞、文集、運動会・文化祭・修学旅行といった行事の記録、クラブ活動の記録など、多種多様なものを挙げることができる。こうした学校資料をアーカイブズとして残し、活用に供することは、学校の活動記録を証拠として保全し、学校運営を適切に行うことにつながる。また、「組織としての学校」への寄与のみならず、これを取り巻く社会活動の遡及的検証・探求にも寄与する。言い換えれば、アーカイブズとしての学校資料は、社会史・民俗史への貢献、あるいはより広く地域社会における学校の役割の確認への寄与、といった役割をもつと言える。
もっとも、こうした学校資料はどのような場でアーカイブズとして蓄積・保存され活用されるか、一様には定まっていないのが現状と言える。まず、学校教育法施行規則第28条において、「学校において備えなければならない表簿」とされる一定の学校資料につき保存期間が設定されている中で、学校資料の保存体制がどれほど整備されているかに注目しなければならない。また「保存の場」については、学校が自らアーカイブズを運営し、そこで学校資料を保存している場合もあるが、特に公立学校の場合、自治体アーカイブズすなわち公文書館が学校資料の保存の役割を担っている事例も見られる。さらには、学校の同窓会や、地域の自主的な団体など、学校や自治体といった組織から離れた立場で学校資料の収集・保存を行っている場合もある。いずれにせよ、「学校資料のアーカイブズ」が想定できるとすれば、それは地域とのつながりを強く帯び、その点で学校の中であれ外であれ、地域の中でこの種のアーカイブズが形成される傾向が強いと言える。
今回の研究集会では、香川県立高校で教員として勤められた後に香川県立文書館に転じ、現在、同館の主任専門職員を務めておられる嶋田典人氏、および、尼崎市において地域に密着したアーカイブズ活動を展開している尼崎市立地域研究史料館の城戸八千代氏および三浦寿代氏に、「地域の中の学校資料とアーカイブズ」に関する発表をお願いする。
これらの発表を受け、会場にお越しの方々とともに、学校資料の位置づけ、そのアーカイブズとしての役割、地域とのつながり、といった点について議論し、「地域の中の学校資料とアーカイブズ」について理解を深め、またこの方面でのアーカイブズ活動の活性化につなげられる機会としたい。(公式サイトから)

     

    この記事を読んだ方は次の記事も読まれています