【中央大学図書館】第18回中央図書館企画展示「ウィリアム・モリスと関連の作家たち」

 中央大学図書館にて第18回中央図書館企画展示「ウィリアム・モリスと関連の作家たち」と題した展示が下記のとおり開催されます。

日程 : 2012年11月12日(月)〜12月8日(土)
場所 : 多摩キャンパス 中央図書館 2階 展示コーナー
(この企画展示はどなたでもご覧いただけます。一般市民の方は図書館受付でその旨お申し出下さい。)

 この度、中央大学図書館は、故嶺卓二先生(東京大学名誉教授)より、本学の英語・英文学研究の充実・発展に活用していただきたいとのお申し出により、高額の寄付金を頂戴しました。このご寄付により、利用価値の高い各種のオンライン・データベースの導入が実現しただけでなく、多くの稀覯書を購入することができました。貴重資料としては、本学が長い年月をかけ収集を行い、全53タイトルのうち45タイトルを所蔵していた英国の工芸家・詩人・社会思想家であるウィリアム・モリスが創設した私家版印刷所であるケルムスコット・プレス刊本のさらなる充実とモリス関連コレクションの収集を図ることができました。とりわけ、ケルムスコット・プレス刊本の中でも最高傑作とされる『チョーサー著作集』(ダヴス製本所版)は「世界三大美書」のひとつと評され、本学の宝となりうるような資料を収集できたことは特筆すべきことと言えます。  
 本企画展示では、今回のご寄付により購入いたしました資料を一堂に展示、紹介いたします。『チョーサー著作集』を始めとするケルムスコット・プレスの刊本、19世紀後半以降のイギリスの文化・芸術に多くの影響を与え、モリスとの関係も深い人物であったエドワード・バーン=ジョーンズ、ジョン・ラスキン、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらの様々な関連資料も展示、紹介いたします。繁栄の極みにあったイギリスにおいて、文化的にも爛熟期にあった時代の貴重な作品群を是非この機会にご覧いただきたいと思います。(公式サイトより)

同志社大学図書館徳富文庫「ケルムスコット・プレス」に対する保存修復処置