【東北大学附属図書館】「蔵書でたどる『種の起源』への道のり 進化×深化」展

 今年は『種の起源』の出版から160年(横浜開港と同じ!)、ダーウィンの生誕から210年にあたるそうで、弊社で修復を担当させていただいたダーウィンの『種の起源』初版本の展示の他、進化論に連なる人々の著作が展示されます。
※『種の起源』の修復については東北大学附属図書館調査研究室年報第1号に小川先生による論文がございます。

 19世紀に進化論が科学として確立するまでには、自然の観察や採集、そして博物学の長い歴史がありました。生物はどこからきたのかという問いに対する答えは、哲学や宗教を巻き込み、科学の領域を超えた大きなインパクトを世界に与えました。本展示は、現代まで続く進化論に関する議論のうち、ダーウィンに至るまでの道のりに光を当てます。(公式サイトから)

【会期】2019年11月1日(金)~11月15日(金) 10:00~17:00
※11月9日(土)・11月10日(日)は閉場

【会場】東北大学附属図書館本館1号館 多目的室 ※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。

【入場料】無料

【記念講演会】※予約不要です。直接会場へお越しください。
日時:2019年11月5日(火) 15:00~17:00
場所:東北大学附属図書館本館1階フレキシブルワークエリア
講演:
「ダーウィンの『種の起源』」 渡辺政隆 氏(サイエンスライター、東北大学広報室特任教授)
ダーウィンが1859年に発表した『種の起源』は、文字通り一夜にして世界を変えただけでなく、その影響は今も続いています。『種の起源』とはどのような書なのか、それが書かれた時代背景とその衝撃についてお話します。

「植物の結婚~カール・リンネと自然の体系~」 小川知幸 氏(東北大学総合学術博物館助教)
啓蒙主義のヨーロッパ、博物学者カール・リンネが植物のなかに発見したセクシュアルな秘密。その着想が「自然」をひとつの体系へとまとめ上げます。