2019-06-18 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 取り外した綴じ糸は… もちろん、ご所蔵者様へ修復した書籍とともにお返しいたします。写真は和装本の場合ですが、綴じ直しの際に取り外した元糸と下綴じの紙縒りがあれば一緒に中性紙(ピュアガード)で製作した袋に入れてお返ししております。
2019-04-11 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 ステープル綴じ(wire sewing) 1880年頃にドイツで始まったとされる綴じ技法で、各折丁をステープル(正確には針金)で背に貼られる布に内側から綴じ付けて固定していく方法です。つまり、背に貼られる布が折丁同士を接続する「支持体」と同じ役割を担います。 […]
2019-03-04 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 綴じ糸の古色付け 以前掲載した記事ですが、実際に古色付けした糸としていない糸を茶変色した紙に置いて比較した写真を追加しました 以下、一部加筆の上で再掲です。 書籍の綴じ直しに使用している太さの異なる数種類の麻糸に矢車(やしゃ)で古色 […]
2018-12-04 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 ロンドン、倫敦・・・ 『絵入龍動新聞』と箔押しされたエチケットが背に貼られた角革装本をお預かりしています。初めはこのタイトルにピンと来ませんでしたが、『The Illustrated London News』を『絵入りロンドン新聞』などと日 […]
2018-09-03 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 一足飛びにはいかない 写真は水性洗浄方法の一つブロッティング法(吸取法)によって、吸取紙に流れ出た本紙の汚れが徐々に少なくなっていく(左上から時計回り)様子です。この後、本紙に対しては脱酸性化処置を行って紙中の酸を中和し、アルカリ物質を紙に […]