2010-11-01 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 本文紙中のウォーターマーク(透かし模様)を写し取る 私どもは保存修復処置を施す書籍に対して、事前に約70項目に及ぶ詳細な製本調査を行っています(2010年4月6日記事参照)。その中の一つとして、本文紙に見えるウォーターマーク(透かし模様)をトレーシングペーパーに写し取る […]
2010-10-19 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 背表紙に使用する革を漉く 革装本の背表紙用革を貼り込む際に、周縁部で段差ができないように革漉きを行います。滑り止め用のゴムシートを敷いた上にガラス板を置き、その上で革漉きをする。革漉きの際は、手前を親指で押さえ、前方を中指などで押さえるのが基本 […]
2010-09-10 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 書籍の修復 分割した本文ブロック(中身)を再接合する 本文ブロック(中身)がほぼ真ん中から真っ二つに分割されてしまった洋装本の修理。原因は、背固め(膠)の厚塗り・硬化などにより、本の開閉時のストレスが一点に集中してしまった結果と考えられる。修理方法の一つとしては、綿テープ […]
2010-09-02 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 書籍の修復 ヒンジ用の寒冷紗を裏打ちする 書籍修復においてヒンジ(表紙と中身の接続補強)として使用する寒冷紗の裏打ちを行う。市販されている裏打ち寒冷紗もあるが、私達が修復に使用するのには強度に多少の不安が残るため、機械漉き薄口楮和紙で自家製の裏打ち寒冷紗をある […]
2010-08-16 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 書籍の修復 和装本の見返し紙を修理する 今日は、和装本の見返し紙の修理。補紙には、厚みの合う和紙を数ある中から探し出し(今回は土佐美栖紙)、違和感のない色に染色を施してから使用。