2011-02-04 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 和装本虫損直し用の補修紙を染める 修理をご依頼いただいた漢籍の表紙紙の虫損直しに使う補修紙を染めました。使用材料(染色材) : 蒅藍(すくもあい)、ハイドロサルファイト、炭酸カリウム、食酢使用材料(補修紙) : 中厚宇陀紙(福虎製)、清河内紙(備中和紙) […]
2011-01-25 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 和刻本蘭書のこと 1 私どもが修復を依頼された本の中に外観は完全に洋装だが、普段扱い慣れている一般的な洋装本と比べてその重量が異様に軽いものがありました。少し調べてみると、「岡見彦三版の和刻本蘭書」(詳細は後述)であることが分かり、このこと […]
2011-01-19 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 特集 書写材料の変遷 1 紙が書物の媒体として使用されるようになる以前、古代より身近にある様々なものを書写材として使用してきました。 ○粘土板 紀元前3000年からメソポタミア地方で使用されました。まだ粘土板が柔らかいうちに楔形文字を刻み込み、 […]
2011-01-14 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 ガチガチに硬化した背固め(膠) 19世紀半ばに英国で刊行された書籍の背に厚塗りされた背固め(膠)が完全に硬化してしまっています。背固め(膠)が硬化してしまうと、利用(開閉)の度に開閉時の負荷が背全体に均等に分散されることがなくなり、ジョイント部分や背 […]
2010-12-22 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 国内で製本された洋装本の背表紙芯紙から… 19世紀末に出版された角革装の洋書。あまり年月も経過していないので、当然海外で製本されたと思っていたところ、背表紙を取り外してみると背表紙(背革)の芯紙には「天」の文字(写真左)と天地寸法(写真右)が尺寸で書かれていま […]