2017-03-09 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 およそ100年前のドイツの製本屋さん 1910年に刊行された半革装本の平の革部分にライプツィヒの製本屋さんの名前が空押しされていました。「Wilhelm Thömsgen」という名で検索してみましたが、どうやら現在は存在しないようです。
2017-02-21 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 およそ100年前の製本職人さんの痕跡 背革に貼られた芯紙から写真のような文字が見つかることがあります。カタカナで書かれたこれらの文字は各々の書籍の著者名であることが分かり、当時の製本職人さん達がどのように区別して作業していたのかが分かる貴重な日本の製本史の […]
2016-12-07 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 背表紙の芯紙に使用された漉き返し紙 1800年代半ばにドイツで製本された書籍の解体中に背表紙(背革)の芯紙から文字や糸くず等を見つけました。このことだけからでは、分かることは非常に少ないですが、色々と想像させるこのような小さな発見も多くある楽しい仕事です […]
2016-11-07 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 劣化した革装本の革 写真はちょっと擦ると土のようになってしまうほど劣化してしまった革です。ここまで劣化が進行してしまうと、修復作業の際にこの革を再利用(元使い)することはほぼ不可能です。こうなってしまう前に、「資料の状態をできる限り定期的 […]
2016-10-19 / 最終更新日時 : 2020-05-23 cfid+ 書籍の修復 綴じ糸の仕上げ方 雑誌によく見られる「紙くるみ製本ステープル綴じ」の場合、保存のためにステープルを糸綴じに変えて中身(本文ブロック)を平綴じすると綴じ糸は表紙に直接触れることになります。特に表紙にあまり厚い紙が用いられていないような雑誌 […]