書籍(洋装、和装、図書資料、雑誌)、紙資料(文書、地図、図面、ポスター)、紙作品(版画、デッサン)などの保存修復処置および予防的保存処置

私どもの仕事 ~資料のアイデンティティを護る~

私どもの仕事は、書籍(洋装本・和装本・図書資料・雑誌)を中心として、文書・地図・図面・ポスターなどに代表される紙資料および版画やデッサンなどの紙作品の保存修復処置および予防的保存処置です。これらの書籍・紙資料・紙作品の何をどう残すか?私どもが考えるのは、対象資料・作品のあるべき姿(アイデンティティ)やその価値(現在・未来にわたる所蔵者・利用者・研究者のニーズ、その資料・作品のどのような情報に価値を求めているのか?)を十分に残すことができ、また発揮できる姿を見い出し、それを可能な限り実現するということです。
私どもは、この重要な局面での技術的・科学的・実践的なサポートを今日まで十数年にわたって行ってきております。特に書籍に対する処置実績はその種類・数ともに豊富であり、文化財保存修復学会で書籍に関して3件のポスター発表をこれまでに行っております。

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取り外した綴じ糸は…

もちろん、ご所蔵者様へ修復した書籍とともにお返しいたします。 写真は和装本の場合ですが、綴じ直しの際に取り外した元糸と下綴じの紙縒りがあれば一緒に中性紙(ピュアガード)で製作した袋に入れてお返ししております。

取り外した綴じ糸01

Donald Farnsworth「HANDMADE PAPER METHOD CINQUECENTO Renaissance Paper Textures」

1500年代の手漉き紙によく見られるfelt hair mark(漉いた紙をフェルトに挟んで圧搾する際にできるフェルト痕)、back mark(綱に掛けて乾燥させた際にできる皺)、紙の表裏等々について豊富な写真やイラスト …

【書籍紹介】勉誠出版編『書物学 第15巻 金属活字と近代』刊行

勉誠出版から『書物学 第15巻 金属活字と近代』が刊行されています。来ました活字特集!! 以下、公式サイトから 明治初頭、日本の汎用書体となる明朝体活字の活用が始まる。その活字鋳造と近代印刷技術発展の背景には、ひとりの外 …

五文庫連携展示「特殊文庫の古典籍 -知の宝庫をめぐり珠玉の名品と出会う-」展

大東急記念文庫(五島美術館)、神奈川県立金沢文庫、東洋文庫ミュージアム、斯道文庫(慶應義塾大学)、静嘉堂文庫美術館の各館が連携して書物に関する展覧会を開催します。 ・五島美術館 「大東急記念文庫創立70周年記念特別展示」 …

ステープル綴じ(wire sewing)

1880年頃にドイツで始まったとされる綴じ技法で、各折丁をステープル(正確には針金)で背に貼られる布に内側から綴じ付けて固定していく方法です。 つまり、背に貼られる布が折丁同士を接続する「支持体」と同じ役割を担います。 …

ステープル綴じ01
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