東京・丸の内の出光美術館で「古筆手鑑 -国宝『見努世友』と『藻塩草』」展が下記のとおり開催されます。
期間 : 2012年2月15日(土)~3月25日(日)
「古筆」とはおおよそ近世までに書写された写本類の総称です。書写内容には、経典や文書も含まれますが、古筆の大部分をしめるのは歌集等の仮名書の多い写本です。特に平安~鎌倉時代に書写された写本は仮名書や料紙が美しいことで知られています。
近世に入るころ、武士や町人という新興の鑑賞者層の増加と、美しい写本であれば、その一部分でも所有して鑑賞したいという願望にともなって、古筆は断簡に分割され始めます。この断簡を「古筆切(こひつぎれ)」といいます。江戸時代には古筆切を収納・鑑賞するためのアルバムとして、「古筆手鑑(こひつてかがみ)」が発達しました。手鑑の「手」は筆跡、「鑑」には手本・見本の意味があり、手鑑とはすなわち筆跡の見本帖です。
本展では、江戸時代に古筆の鑑定を専門職とした古筆家制作による、鑑定の規範ともいえる国宝の古筆手鑑、『見努世友(みぬよのとも)』(出光美術館蔵)と『藻塩草(もしおぐさ)』(京都国立博物館蔵)を初めて同時に展示いたします。また、これらの手鑑とは編集方針の異なる江戸時代の標準的な手鑑や、近代に再編、制作された手鑑の展示によって、古筆手鑑の変遷とそれぞれの見所を探り、各時代の古筆を心ゆくまで味わっていただきたいと思います。 (公式サイトから)


この記事を読んだ方は次の記事も読まれています