国立歴史民俗博物館(千葉・佐倉市)にて「東アジアをむすぶ漢籍文化-敦煌から正倉院、そして金沢文庫へ-  “HANJI漢籍”:Books  Connection in the East Asia 」と題した国際シンポジウムが下記のとおり開催されます。

日程 : 2012年11月2日(金)、3日(土) 10:00~16:30
場所 : 国立歴史民俗博物館講堂
定員 : 250名
主旨 : 日本・中国・韓国に共通する中世の学術文化、それが「漢籍」である。その多様性を、日本のみならず世界各地から捉え直すことが、今回のシンポジウムの目的である。従来は各国の「固有の文化」として個別に考察されてきた「漢籍文化」であるが、国境を超えた考究が期待される。

※申込が必要です。(詳細は公式サイトから)

スケジュール :
11月2日(金)
10:00 館長挨拶   平川南(国立歴史民俗博物館)
趣旨説明 静永健(九州大学・本館客員准教授)
10:30   基調報告
「東アジアをむすぶ漢籍文化」司会:静永健
「敦煌と繋がる日本の漢籍」神鷹德治(明治大学)
「中国における漢籍出版の現状」許逸民(中華書局)
「朝鮮文献に見える『白氏文集』-「何処難忘酒」詩をめぐって」金卿東(成均館大学校)
コメンテーター:王勇(北京大学)
13:00  第一部
「敦煌学一百年」司会:大渕貴之(九州大学)
「敦煌詩経写巻研究綜述」許建平(浙江大学)
「『論語義疏』の声点について-敦煌本と日本鈔本」影山輝國(実践女子大学)
コメンテーター:神鷹德治
14:30   第二部
「歴博所蔵の漢籍をめぐって」司会:井原今朝男(国立歴史民俗博物館)
「二つの『梅花無尽蔵』抄本」中尾健一郎(梅光学院大学)
「『史記』と『漢書』の編纂をめぐる問題」汪春泓(香港嶺南大学)
「上杉本『史記』について」陳翀(広島大学)
コメンテーター:土屋聡(岡山大学)

11月3日(土)
10:00   第三部
「日本の〈ふみくら〉と旧鈔本の世界」司会:神鷹德治(明治大学)
「王羲之書「楽毅論」の「千載一遇」句について-正倉院御物光明皇后写本の原型を探る-」大渕貴之(九州大学)                    「『先秦漢魏晋南北朝詩』の増訂作業」陳尚君(復旦大学)
「金沢本『白氏文集』に見える詩歌分類の原型」杜暁勤(北京大学)
「九条家本『白氏文集』巻十六残簡出現の意義」住吉朋彦(慶應義塾大学)
コメンテーター:静永健(九州大学・本館客員准教授)
13:00 第四部
「東アジアの文選学」司会:土屋聡(岡山大学)
「九条家本『文選』について」佐竹保子(東北大学)
「『集注文選』研究」游志誠(台湾彰化師範大学)
「日本現存資料から読み解く『文選』の原形-写本から刻本への改編を考える」傅剛(北京大学)
コメンテーター:陳翀(広島大学)
14:15 第五部
「聖教と漢籍-中世の知の実像に迫る」司会:高橋一樹(武蔵大学)
「空海『文鏡秘府論』の対属論研究について」盧盛江(南開大学)
「中国の禅思想と文学との関わり」張伯偉(南京大学)
「五山僧の別集に見る偈頌と詩」堀川貴司(慶應義塾大学)
「称名寺聖教類について」西岡芳文(神奈川県立金沢文庫)
「北条実時本『斉民要術』をめぐる京・鎌倉のひとびと」福島金治(愛知学院大学)
コメンテーター:井原今朝男(国立歴史民俗博物館)

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