【国立西洋美術館】内藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサンスの写本 祈りと絵」

 昨年10月から今年の1月にかけて開催された内藤コレクション展「ゴシック写本の小宇宙――文字に棲まう絵、言葉を超えてゆく絵」に続く写本リーフコレクションの展示です。

【会期】2020年3月3日(火)~ 6月14日(日)
※ただし、2020年2月29日~3月16日まで臨時休館となります。3月17日以降の予定は国立西洋美術館のサイトからご確認ください。
【会場】国立西洋美術館 版画素描展示室
【概要】
15-16世紀の西ヨーロッパ(イギリス、フランス、ネーデルラント)で制作された作品が中心となります。特に多くを占めるのは、時祷書に由来するリーフです。時祷書とは、一般の信者が日々の定められた時間に朗読する、聖書の抜粋や祈祷文などを収めた書物です。主な注文主は王侯貴族や裕福な市民であり、彼らの嗜好を反映した華麗な装飾が目を惹きます。また、15-16世紀のヨーロッパではルネサンス美術が花開きましたが、影響は写本挿絵の世界にも及びました。出品作の中にも、その様式的特徴である、より自然で現実感のある人物描写や広がりのある空間表現をもつものが見出されます。(公式サイトから)