色々な歴史的製本構造を理解するために復元サンプルを制作する。対象とした本は1470年代のイタリア?で制作されたもの。

・総革装とじつけ製本。革は濃い赤色。
・支持体(トーイング革)は綴じ部分にスリットを入たものを4本用い、表紙ボードとは金属製釘で固定。
・表紙と中身の接続のために、革製ヒンジが使用されている。
・綴じ方は、スリット部分に糸を通して8の字になるように行われている。
・花布の芯には支持体と同じトーイング革を用い、編み方は2段構成となっている。花布芯の固定のための1段目は麻糸にて革製ヒンジとともに編まれ、2段目は色糸で「Renaissance Chevron Headband」方法で編まれている。
次回から15世紀当時の製本(ゴシック製本)がどのようなものであったのかを以下の資料を元に確認する。
<参考資料>
・『The Archaeology of Medieval Bookbinding』 J.A. Szirmai
・『ABC of Bookbinding』 Jane Greenfield


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