【和紙文化研究会】和紙文化パネル‐workⅤ「楮生産の現状と課題」

 和紙文化研究会が和紙文化パネル‐workⅤ「楮生産の現状と課題」を下記のとおり開催いたします。奮ってご参加ください!

 最近、和紙の主な原料である楮は、国内で品質の良いものを確保することが困難になっています。そのような状況で、今後の和紙の生産や品質がどのようになっていくのか、和紙文化研究会として危惧しているところです。そこで今回の和紙文化パネルでは、楮生産の現状をテーマといたします。
まずは、楮の生産の全国的な調査を行い、ご自身も高知県で楮の栽培を行っている高知大学の田中求先生に楮の生産の変遷や現状について取り上げていただきます。その後、いくつかの産地の方々に、産地もしくはご自身でどのように楮を確保しているかをお話しいただきます。各産地や漉き手の方々は楮を確保するために、さまざまな方法でそれらを乗り越えようとしています。産地全体で共同購入したり、個人で購入先を確保したり、自ら楮を栽培したり、国産だけではなく外国産の楮を確保したりとその方法はさまざまです。しかし、そのような工夫をしながらも、原料の確保が難しい状況にあります。今回の和紙文化パネルでは、時間にも限りがあるため、全ての産地を網羅することはできませんが、いくつかの現状を取り上げることで、多くの方々にその現状を知ってもらう機会としたいと考えております。

【概要】
日時:2018年7月21 日(土)13:00~17:00
会場:小津和紙本社ビル 3階展示場「小津和紙照覧」
参加費: 2,000円
「和紙文化研究25号」1,500円含む)25号の内容は下記参照。
http://washiken.sakura.ne.jp/admission/
申込方法:
和紙研会員外の一般参加の方は、事前申込が必要です。以下いずれかの方法で申込み下さい。「お申込用紙」を、和紙研ホームページからダウンロードして利用するか、 「お申込み情報(郵便番号、住所、氏名、電話、所属)」を記載したものを、①~④のいずれかの方法でご連絡下さい。
お申込みの締め切りは、郵送のみ7月9日(月)必着、郵送以外は7月18日(水)必着です。
①メール
下記アドレスに「お申込用紙」か「お申込み情報」を入力し、返信して下さい。
送付先アドレス: entry@washiken.sakura.ne.jp
②郵送
下記住所に「お申込用紙」か「お申込み情報」を記載の上、郵送願います。
〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8東京藝術大学 美術研究科
保存科学気付 和紙文化研究会事務局 宛
③FAX
「お申込用紙」か「お申込み情報」を記載の上、和紙文化研究会「和紙文化パネル申込み」と記載の上、お申し込み下さい。FAX番号は03-5685-7780です。
④会員紹介
和紙研会員が参加ご希望の方の、「お申込み情報」を責任を持って例会委員阿久津、青木にお伝え下さい。①のメールでも結構です。
定員:40名*定員になりしだい締切ります。

【タイムスケジュール等】
開場
12:00  受付開始

開会
13:00~13:10 開会の挨拶:稲葉政満(和紙文化研究会会長)

基調講演
13:10~14:10 田中求 講師 (高知大学)
「楮生産の変遷と現状」
14:10~14:20 質疑応答
14:20~14:30 休憩

産地報告
14:30~15:00 石川浩 講師(会員・福井県和紙工業協同組合理事長)
産地報告①「越前(福井県)」
15:00~15:30 谷野裕子 講師(手漉き和紙たにの)
産地報告②「小川(埼玉県)」
15:30~16:00 宮本謙三 講師(東中江和紙加工生産組合)
産地報告③「五箇山(富山県)」
16:00~16:30 鎮西寛旨 講師(ひだか和紙㈱代表取締役社長)
産地報告④「土佐(高知県)」
16:30~16:55 質疑応答

16:55~17:00 閉会の挨拶 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)

【懇親会のご案内】
和紙文化パネル終了後、17:30頃より講師の先生方を囲んで懇親会を予定しております。どなたでも申込できます。当日受付にて申込み下さい。
会場:華味苑(中華料理)
*会場から徒歩5分
*最寄りの駅は東京メトロ日比谷線の小伝馬町駅(徒歩数分)
会費:3,200円
*当日受付にて徴収
定員:30名