2010-12-08 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 本文紙の虫損直し用印刀 最近、とある先生のご紹介で新型の「ステンレス製虫損直し用印刀」を入手しました。以前の記事でご紹介した際に使用していたアクリル製印刀では、作業時に重要な要素となる”押さえ”が効きにくいこともあったのですが、新型ではその点 […]
2010-11-11 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 本(背バンド綴じ)の背に革を貼り込む 革漉き(10月19日の記事)を行った革を背バンド(背から突き出た背綴じ紐のふくらみ)綴じした本の背に貼り込みます。その際、突き出た背綴じ紐(=支持体)に革をきっちりと固着させる方法(本の年代にもよりますが)として、私ど […]
2010-11-01 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 本文紙中のウォーターマーク(透かし模様)を写し取る 私どもは保存修復処置を施す書籍に対して、事前に約70項目に及ぶ詳細な製本調査を行っています(2010年4月6日記事参照)。その中の一つとして、本文紙に見えるウォーターマーク(透かし模様)をトレーシングペーパーに写し取る […]
2010-10-19 / 最終更新日時 : 2020-05-30 cfid+ 書籍の修復 背表紙に使用する革を漉く 革装本の背表紙用革を貼り込む際に、周縁部で段差ができないように革漉きを行います。滑り止め用のゴムシートを敷いた上にガラス板を置き、その上で革漉きをする。革漉きの際は、手前を親指で押さえ、前方を中指などで押さえるのが基本 […]
2010-09-10 / 最終更新日時 : 2020-05-31 cfid+ 書籍の修復 分割した本文ブロック(中身)を再接合する 本文ブロック(中身)がほぼ真ん中から真っ二つに分割されてしまった洋装本の修理。原因は、背固め(膠)の厚塗り・硬化などにより、本の開閉時のストレスが一点に集中してしまった結果と考えられる。修理方法の一つとしては、綿テープ […]