仔牛革は、銀面の凹凸が少なく、毛穴も小さく、全体的に滑らかで緻密といった特長を持った革です。こんなステキなこれらの革を余すところなく使えれば万々歳なのですが、残念ながらそうはいきません。
革の所々には傷や病気痕もありますし、革の周縁部、つまり首やお腹、足の付け根あたりの革も使えません。首の皮は線維が厚く、シワが横にあることが多く、またお腹の皮は薄くて柔らかく四肢を動かす都合上、伸縮自在で線維が粗く、他の部分よりも弱くなっています。反対に背中の皮は背骨が内蔵の重みを支えているため、皮の中では一番丈夫(堅い)です。具体的には引っ張り強さで背骨部分はお腹部分の約2倍の強さ、伸びでは背骨部分はお腹部分の約1/3の伸びといわれています。

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